copepodaのブログ

観劇、スカステ、DVDなどの感想をつづる。

宙組:神々の土地/クラシカルビジュー②

ついに先週、宝塚大劇場をまぁ様が卒業。
まぁ様ってリアル愛咲ルイ先輩で、観ていて楽しく、お茶会参加して楽しく、トーク番組も楽しく、若手の頃は知らないが最近は失言も言いまつがいもほぼなく、結構レアなキャラだと思う。


というわけで、ついに東京宝塚劇場に来るぜ!宙組!


今回はさまざまな手を使ってSS席とS席を確保。
千秋楽はライブビュー。その後はどこまでも追い続けるので、早く活動開始してくれ。


来るべき東京公演に向け、脳内整理。


ウエクミ先生お得意の、途中から心情を表すデュエットダンス。
今回はもちろんうらら嬢。
まぁ様の方が実年齢かなり上なのに、「翼ある人々」同様、年上女性の余裕ではないな、
意図的であるかどうかは不明だが、年上であるが故の背徳感とコンプレックスがにじみ出ていて、結果的にナイス演出。
最初っからドミトリーを受け入れることはできないと、きっちり線を引いている。
最終的には、今宵一夜なわけだが、亡命せずにロシアに残るということは死を意味するわけで、そこまで拒絶したらもう逆に嘘くさいすぎるわ。


どうしても印象に残ってしまうラスプーチン。
歴史上でもさまざまな物語でも破戒僧で、ユスポフ候にも発情するような絶倫キャラだけど、今回のラスプーチンはいうなれば「MW」の結城美智雄。
「あは!僕が死んだら地球になんか用はないから、一緒に滅ぼすよ(笑)」
みたいな。
「僕が死んだらロシアになんか用ないから、一緒に滅ぼすよ(笑)
懸命に働いてるのに、医者にすらかかれないこんな世の中じゃ。
そして何か祈ってみたら超能力がありました(笑)」
こういうのが一番危険だよね。
そんなラスプーチン。東京ではどれくらい発展していることか。


ドミトリーは正直つまらない男だよ。ユスポフ候の「ママ」ほどインパクトのあるセリフがあるわけでないし、割と流されまくって、皇帝にも好かれてユスポフ候にも好かれて、皇太后にも好かれて、生意気な小娘にも好かれてどこにもつけずにフラフラフラフラ…。自分で決めた行動は今宵ーくらいだし。
史実では数少ない生き残りのロマノフ。その後の人生はココ・シャネルのヒモだったか?


でもまぁ様だから、かっこいいけどね。


つづく