だいぶ前に観たので覚書…。

再演で曲もあちこちで聴くことが多く、自分にとっては初見で1回のみの観劇だったが、ストーリーを追うことに注力しすぎず気楽に観ることができた。

トータルの感想はというと、
「ん。いんじゃね。」
くらい。
思っていた以上に紅さんの歌はぶれなかったし、あのパーシーなら見るからにバカそうだから自分がショーブランでもだまされるかもしれない。
とはいえ、気が抜けると地声に戻るのはよろしくない。

あーちゃんは歌はあれだがビジュアルはぴたり賞。
礼ちゃんはもはや歌について述べる必要はないし野心とコンプレックスにまみれた小悪党感、カイちゃんのロベスピエールも虚像に追いつこうとして追いつけないもどかしさっていうか徐々に歯車が狂いだす5秒前（でも現実は見つめないぜ！）。
主要人物たちのリアスさから物語にすっと入れる。

ピンパーネル団の皆様方。
最近、役付きがいまいちだったお兄様方におる、美人なはずなのに女装が笑えるっていう不思議な空間が出来上がるとTHE☆TAKARAZUKAを観に来たと実感される。

楽曲の良さはいわずもがな。

が、正直そこそこすぎる。

思ったより良かった。2回目はもし誘われたら行ってもいいかな。

くらい。

紅さん、次作は「ベルリン我が愛」。
ポスターの見た目で判断すると、ちょっとシリアス系なのだろうか？
個人的には紅さんのコメディの才能というものが一切理解できないし、舞台で急にワーワー騒ぐのは好きではない。
そしてそういった態度が紅さんの魅力だとは思わない。

星組は柚希時代をほぼ見ていないので、一概には言えないが、「桜華に舞え！」の
『恥を知らんかー！！』
で見せた悲哀。あれができてなぜ今回はあまり魅力がなかったのか疑問。

ただ、作品の雰囲気として、アドリブ？という名のおふざけが禁止されるのは、良い方向に転ぶと思う。