copepodaのブログ

観劇、スカステ、DVDなどの感想をつづる。

花組:雪華抄/金色の砂漠②

千秋楽ということで、最近はお決まりのライブビューイングに。


雪華抄の扇が中継だと反射してしまって見づらい場面もあったのだが、画面を通してみると受け取る印象も違ってきて、今回も楽しめた。


画面を通してみた方がよく感じたところ筆頭が、猛禽みりお君の着物の柄。
舞台で見ると凝りすぎてて柄が埋もれてしまっているというか、あんまり目立っていなかったのだが、画面に映すと猛禽カレーちゃんの着物の柄と調和がとれていて、一つの世界観になっているように見えた。
その他、
鷲の手下たちもキレッキレ。
瀬戸のアニキの色気が倍増。
清姫花乃ちゃんのドSな視線を拝受。
タソの素敵な笑顔に癒され。緑系の着物が癒しを倍増。
など。
本当に今回の公演は良作に恵まれたと思うし、良作であるということに寄りかからず、日々ブラッシュアップさせていった花組最高ー!


「金色の砂漠」
時系列がめちゃくちゃになってしまうが、「桜華に舞え」紅さんの「恥を知らんかー!」に引き続き、ラストにナイス絶叫を2つももらえて大満足。
花乃ちゃんの「愛しているわ!お前なんかを!」と、キキちゃんの「兄さぁーん!」だ。
本当にナイス絶叫。
あれで何もかもが吹き飛ぶわ、本当に。


王族に異性の奴隷を、というのは不自然は竹宮恵子の漫画にありそうな設定。
つまりは70年代、少女漫画黄金期のような。耽美じゃないわけがない世界観。
その不自然さに最後まで染まれなかったテオドロス公。
ただの嫌な奴にしてしまうこともできただろうけれど、決められた結婚であろうと結婚するのならば仲良くやっていこうと、タルハーミネにずっと呼びかけ、入り婿状態で7年間耐えに耐えていたことが読み取れた。
最後の「あなた!」とか言われても、「勝手にしろ」と思うだろうよ。
ついでに、イスファンはガリアに攻められて亡くなってしまうだろうな、という予感。


ジャハンギール、超かっけー。
ライオンキング宝塚版やるなら主役はあんただ。
ついでに回想のジャハンギールもかっけー。下級生か?なんか渋くなりそうな子。


ジャハンギールがギイを処刑しようとしなかったのは、王妃との約束もあるからなのか?
とすると、娘ちょっと可哀そうなのだが。


つづく