copepodaのブログ

観劇、スカステ、DVDなどの感想をつづる。

花組:ハンナのお花屋さん②

2幕に入ると話は急展開で進む。


まず題名、兼、花屋の名前「Hanna's Flowrist」は、みりお君の母親の名前、そして店の名前。
店といっても路上での移動販売だが、デンマークの森の辺りで路上販売中に、父親である御曹司キキちゃんと出会い、身分違いの恋をレッツエンジョイオーイエー。
色々あってキキちゃんとハンナは結婚せず事実婚状態。
ハンナはとみりお君は森で暮らし続け、キキちゃんも色々あってさる令嬢との結婚を避けられず、いわゆる二重生活を繰り広げる。
色々あってキキちゃんがあまり森に来なくなり、自分たち親子は捨てられたのだと思うようになる。
さらに、色々あって間接的にキキちゃんのせいでハンナが事故で死んでしまい、みりお君は引き取られるものの、キキちゃんの正規の家庭とうまくいかず、大学で家を出てから帰っていない。
ことが2幕では一気に判明する。


色々あって父親が亡くなり、↑の裏に隠された真相を知り、
自分と、母親であるハンナはキキちゃんに捨てられたとばかり思いこんでいたみりお君だが、
「父さんも苦しんだんだね!」とようやく色々受け入れ、
どうやら自分もかかっていたらしい「自分なんか幸せにはなれない」と呪縛が解け、
自分が幸せになることを許す。


自分の幸せとは?
世界中に花を植えたい、増やしたい。
なぜなら、花がきれいなのはみんなを笑顔にするためだから!
そう、地雷ではなく、花を植えるのだ!


と、生きがいを見つけるに至ったみりお君は、イギリスの店を従業員に任せ、父母と暮らしたデンマークの森で新たな事業を始めることに決める。
世界中に届ける花の栽培とフラワーアレンジメント、そして花のフェアトレード事業である。


つづく