copepodaのブログ

観劇、スカステ、DVDなどの感想をつづる。

宙組:神々の土地/クラシカルビジュー①

まぁ様の退団公演がこんなに早く来るとは思わなかった。
「エリザベート」で色々寿命が縮まったのだろうか。


そういうわけで遠征をした。


「神々の土地」
すばらしかった。


お題はロシア革命。
偶然にも昨年、日本橋高島屋で「池田理代子展」と見たことがきっかけで「オルフェウスの窓」を読み、ロシアに興味持ってたところにこの演目だ。運命ですだね。


虐殺だらけのロシア革命、こうしていたら少しは防げたかも、
ああしていればここまで酷くはなかったかも、と妄想膨らむ観劇後。
ちょっとした人間関係が歴史の転換に関わる作品、大好きだぜ。
取り急ぎ、作品全体へのふわふわした殴り書き。


ウエクミ先生なので史実と比べるとあれやこれや出てくるけど、そんな野暮なつっこみはいらねぇ!
今回の作品で自分が納得できないのは、カケル兄が武闘派集団ボリシェビキの先鋒でなかったことくらいだ。
暴れる兄、見たかったぜ。


まぁ様ドミトリー。
「白夜の誓い」で初めて出会った時と同じく、何か色々悩んでいたね。
無駄に悩む姿が本当に素敵ですよ。


女装満載、同期男役夫婦、真風「ママ」vsせーこさん「うちの坊や」、リアルメーテル・うらら嬢、船幽霊スタイルずんちゃん、怪僧ラスプーチンと仲間たち、、、
相変わらずキャラ濃すぎだぜ宙組。


やはり強烈だったラスプーチン。
オケポッドから這い上がってくるところ、どうやって登ってんの!?
勢いはつけられないし、階段上ってると見えちゃうから腕と背筋、腹筋を駆使して登ってるのか?


しかしながら、観劇前にちょっと勉強していったがまあ血なまぐさい国家だこと。
皇帝も血筋ほぼ関係なくなってて、日本の皇室のすごさが分かる断絶っぷり。


クラシカルビジューは「クラシカル」ではなかった。
オープニングのお衣装、娘役の肩に乗っかってる毛の塊が『北斗の拳』の、ヒャッハーに見えてしょうがなかった。


「クラシカル」より「ギャラクシー」のがよかったかもね。


つづく