copepodaのブログ

観劇、スカステ、DVDなどの感想をつづる。

宙組:エリザベート④

東京公演はチケットが一枚も手に入らないので、先月の記憶をさらに醸した状態で書く!
マダムと側近たち。


今回で退団のてんれーちゃん。
非常に大好きなジェンヌさんの一人で、ぶっちゃけ彼女がいなかったら宙組にここまではまっていないレベル。
雰囲気が独特すぎるというか、正直ダンスとかはいまいちなのかなという感じだけど、存在感が半端ない。初めて見たときは、わが目を疑うほどの濃さで、存在に気が付いて以来出てくるたびに気になって仕方がない。(ていうか、存在に気がついたのは宙組初観劇時だったので、てんれーに釘付けになっていない公演などなかった。)
今回はエロ司教ということでソロあり、悪だくみありで、いつも以上に、舞台に濃ゆすぎる花を添えていました。相変わらずの美声と、パンフレットと異なるメイク・髪型wwww
娼婦たちとの絡みの最中、ほかの側近たちは卑猥な行為に及んでいるというのに、幹事であるはずのエロ司教は娼婦に拒否られているという小技を練りこんできた、てんれー!
最後まで熱い、熱いよ!


てんれーの有終の美を確認するために、千秋楽中継くらいは行きたいものである。
いっそのことチケットが残ってそうな長野くらいなら行くべきか!


そして、うらら嬢のお美しさがまたもや炸裂。
下品な恰好をしても下品にならず、ほんの一瞬の出番で全部持っていきおった。
マダム・ヴォルフは低音なので歌もぶれず、愛月ルキーニとの絡み・身長差もちょうどよく、持ち前の存在感を存分に発揮していた感じ。
元々、娼館のNo.1で、先代から館をのっとたのかなって感じもするマダム。
その場合、てんれー司教は良い金づるだったのかな、とまで妄想が膨らむ。
で、次娘1なのかな?
個人的にはうらら嬢大好きだけれど、娘1の大事な役割はハモリだと思うので…。


色々と感想を述べてきたものの、実は今回の宙組版を見て最も印象に残ったのは、マダムと側近を見て女官が
「なんて破廉恥な…」
とつぶやくシーン。


この女官がスターレイなのかリヒテンシュタインなのかまで見分けていないのだけれど、今回の演出がそうなのか、演技力によるものなのか、
「破廉恥な…」
という一言で、宮廷内での男 v.s. 女の図式が明確になっていた。
外交のみならず、宮廷という内部の世界からも崩壊は始まっていることをうまく暗示しているように感じられた。


早くDVDが欲しいんだぜ!


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8月遠征の帰りには、てんれーの故郷である浜松で餃子を食して帰りました。
非常に美味でした。


てんれーが退団とか言って、マジでどうしたらいいの、わたし。生きていけない。
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